就職活動の必要な書類
大学3年生から4年生にかけて就職活動をする人は多いでしょう。中には、2年生から就職についての意識をもち積極的に活動している学生もいると思います。
就職活動においては、面接の対策もそうですが、希望している企業に提出する必要書類を準備しておく必要があります。そこで、就職活動において、必要になる書類や提出する書類について紹介します。
必要書類について
学生の就職活動において応募する際に必要な書類は、主に5つです。履歴書・エントリーシート、成績証明書、卒業見込み証明書、健康診断証明書、添え状になります。
履歴書やエントリーシートでは、企業が人材を採用するまでの判断基準に大きくかかわることもあるため、相手にわかりやすくまとまった説明を心がけると良いでしょう。履歴書とエントリーシートを混同する人もいるかもしれませんが、これらはタイプが違うだけで、基本的に企業は両方の提出を求めています。
履歴書では自身の学歴情報や志望動機、それから自己PRなどを記載します。エントリーシートでは、加えて、企業にとってのやる気や応募した学生が将来的にどのようになりたいかを記載する、「企業と応募者の相性」や「潜在的な能力」をチェックするための書類です。
成績証明書や卒業証明書では、一般的に1次選考を通過した学生に対して求められる書類です。成績証明書は文字通り、大学で取得した単位や評価が記載されています。学生時の授業の積極性や真面目に勉強しているか、学校からはどのように評価されているのかなど、応募した学生が企業で働いたときに貢献できる人材かをチェックします。
卒業証明書も同様ですが、これは学校を卒業できるかどうかをチェックするための書類です。企業によっては提出を求めない場合も多いようですが、どのタイミングで提出を求められるかわからない以上、最低限の準備は必要です。
健康診断証明書では、最終選考や内定をもらった場合に企業からの提出を求められるケースが多いようです。とりわけ選考には影響することはありませんが、入社した後に企業が健康状態を把握できるほか、体調不良があればそれを考慮してもらえます。
これら一連の書類をまとめて送付するために添え状が必要になります。体裁にも規則があるため、学内の就活支援センターやネットで公開されている体裁の例をみながら、書き方のポイントをおさえることをおすすめします。見栄えの綺麗な添え状であれば、企業としても読みやすくなり、常識・マナーを理解しているものとして好感触を得られるかもしれません。