意義がある
就活では資格を持っていると有利と聞く事が多いのですが、これは職種にもよります。
中には履歴書の資格欄に、運転免許しか書く資格が無い人もいますが、一般企業であれば特に問題ありません。専門職の場合は資格が無いと出来ない仕事もありますが、基本的に資格の有る無しはあまり関係がないといえるでしょう。
職種によっては資格を取得している事で、自身のスキル証明になるので、アピールにはなりますが、資格の有無は直接合否には影響しません。持っておいて損はない資格もありますし、役に立つと思い取得した資格が実際にはあまり役に立たないという事もあるのです。
資格の種類による違い
例えばITパスポートの資格を持っていると、IT関連企業の面接には有利になるイメージがあります。
しかし企業が求める人材は資格取得者ではありませんし、比較的簡単に取得できる合格率の高い資格は、あまり役に立たない事がほとんどです。資格をアピールしたい場合は、難易度の高い資格を持っていると有利になる事があります。難易度が高い資格を持っているから頭が良いとか、勉強ができるというアピールではなく、資格取得のために努力をした人、向上心がある人というところが評価されます。
いくら難易度が高い資格を複数取得していても、それだけではアピールになりませんが、就職したい業界の知識を増やせるなどメリットは存在します。企業が見ているのは人柄やその人が持つ可能性である、という事は覚えておきましょう。面接では資格をアピールする事もできますが、自慢になってしまうと印象が悪くなります。
この場合は、資格を取るためにどんな努力をしたかをアピールする方がいいでしょう。資格を就活に活かす場合は、効果的な使い方やアピール方法をセットで覚えておくのが理想です。
実用性のある資格
資格取得を目指すなら、実用性のある資格を選ぶのもポイントです。
職種に関係なくどの企業でも評価が高いのは、MOSです。正確にはマイクロソフトオフィススペシャリストと言いますが、この資格を持っているとマイクロソフト関連のソフトを使いこなせるという証明になります。
今はほとんどの仕事で、パソコンを使いますから、パソコンの操作に関して知識とスキルがある事は就活でも有利になります。MOSの資格取得をしておくと、稀に募集している税理士事務所の事務職で採用される可能性が高まります。高時給が期待できる、税理士や会計事務所の求人を時々見てみると役に立てられるかもしれません。
またMOSを取得してから、VBAエキスパートや、IC3の資格も取得しておくと、自身もスキルアップできますし、仕事にも活かせます。VBAエキスパートはマクロ記録の活用や開発言語の利用など、仕事の幅と効率アップに役立つ資格です。IC3はコンピュータとインターネットの基本が理解できている事の証明になり、世界にも通用する資格です。
MOSを取得しておくと、受験料の割引という特典がありますし、実用性の高い資格は持っていて損はないでしょう。履歴書にも堂々と書くことができる資格です。